IF(化粧品原料メーカー)様
持続的な企業価値の向上の目標達成に寄与していきたいと思います。
課題
Task
2016年はビーフカツの転売事件に始まり、社名公表、ガイドラインやチェックリストの強化など、各企業様において廃棄物管理体制を見直す契機になった年でした。
当社も同じ食品を扱う会社として、非常に危機感を抱き、社内の総点検を実施しました。その結果、廃棄物の管理方法がグループ内の事業会社ごとにバラバラだったことが判明し、管理方法の標準化を図る必要があると感じたのです。
改めて調べてみてわかったことですが、各事業場だけでなく各事業会社の子会社も管理方法がバラバラでした。子会社の管理をすべき事業会社も、どのような管理方法を行っているのかしっかり把握できていなかったのです。これでは内部統制上問題があり、非常にリスクが高く、全社を通じた管理体制の標準化が必要だと気付きました。
「EcoiQ3」を選んだ理由
Reason
廃棄物管理システムの導入に当たっては、ほかにも5社程度検討しました。
特に(1)ガバナンス強化、(2)コンプライアンス強化、(3)業務の効率化の3点を同時に達成できるかに注目し、機能比較を行いました。その中でも「EcoiQ3」は、機能の多さで他社を圧倒しているだけでなく、某大手企業での確かな運用実績もあり、さらに導入コストが基本的にかからないことが決定打となり検討するまでもありませんでした。
社内では廃棄物管理システムの導入予算を組んでいない状態だったので、ご提案いただいて本当に助かりました。
また、ほとんどペーパーレスでかつ、実質データ入力作業がなく、確認・承認作業だけなので作業負荷が増える心配もないと聞き、現行の運用からストレスなく移行できると感じました。
「EcoiQ3」の導入効果
Benefits
グループ内の事業会社をふくめ、各グループ企業の廃棄物の情報を一元管理し、標準化できたことが大きいです。
データは、従来の紙ベースと違いすべてデジタルデータ化されているので、マニフェスト情報、許可証、委託契約書情報、処理業者情報、一般廃棄物情報、有価物情報、排出量・コスト情報などといった自社の状況をリアルタイムで正確に把握することができるようになりました。それらを素早く確認し、発信できる環境づくりができたことが重要だと思っています。
許可証、契約書の登録は処理業者様が登録し、法定記載事項漏れの確認、チェックおよび承認は「EcoiQ3」のシステム的チェックと管理サポート会社の人的なチェックの2重チェック体制で行われるので、担当者によってバラつきが生じたり、記載ミス漏れなどが起こったりしない点で役立っています。
それだけではなく、アイシーファイトさんや管理サポート会社さんは廃棄物処理法に精通しており、CSR・環境コンサルタント事業など、豊富な知見をお持ちなので、情報提供や相談に乗っていただけるという利点もあります。
今後の展望
Outlook
まず達成すべきなのは、業務の標準化と効率化です。どの業界でもそうですが、排出事業所における習熟した担当者を十分にアサインできないことは、規制が複雑で罰則が厳しい廃棄物管理において、非常にリスクが高いと感じています。
「EcoiQ3」では、グループ会社すべての廃棄物管理状況をすぐに確認でき、さらにシステムによる業務効率化が実現できます。それらを活用しながら、社内ルールの構築・マニュアル・ガイドラインの作成などに取り組み、廃棄物管理体制の改善を推進していく所存です。
誠実な企業活動を通じ、積極的かつ適切な情報開示と相互コミュニケーションを図ることで、すべてのステークホルダーとの信頼関係を深めてまいります。廃棄物管理についても、リスクにしっかり対応し、即時に情報発信を行うことでステークホルダーの理解を得て、持続的な企業価値の向上の目標達成に寄与していきたいと思います。